2023/3/31

真珠の街・神戸を象徴する建物が70年の歴史を刻み、幕を下ろしました。


神戸の旧居留地にたたずむ日本真珠会館は、1952(昭和27)年、建築家光安義光氏設計の元、兵庫・神戸の真珠産業の拠点として建設されました。


神戸を代表するモダニズム建築でしたが、老朽化のためこの2023年3月末をもって閉館となりました。展示室「神戸パールミュージアム」には、神戸と真珠の歴史、真珠の種類等の展示のほか、1952年オープン記念に制作された川西英の版画も飾られており、額もオリジナル、一点ものの版画でした。


閉館最終日まで飾っていただいた上、70年の月日を経たとは思えない色合いの保存状態、大切にしてくださったことが伺えました。


英の版画は今後も大事に保管していただけるそうです。大変感謝しております。